バーカウンターの向こう側
「一人でバーに行ってみたいけど、ちょっと怖い…」
そう感じている女性も多いのではないでしょうか？
実際、バーでは様々なトラブルが起こりうる可能性があり、女性一人で行くのは不安に感じるのも無理はありません。
しかし、だからといって、バーを楽しむことを諦める必要はありません！
適切な知識と対策を身につけることで、女性一人でも安全に、そして楽しくバーを楽しむことができるのです。
この記事では、女性が一人でバーに行く際の注意点や安全対策、トラブルに巻き込まれた時の対処法などを詳しく解説していきます。
女性が一人でバーに行くのは危険？
女性が一人でバーに行くことは、危険なのでしょうか？
結論から言うと、一概に危険とは言えません。
しかし、注意すべき点はいくつかあるので、しっかりと解説していきます。
統計データで実態を把握
警察庁の統計データによると、残念ながら女性を狙った犯罪は発生しています。
包括罪種別に、女性の被害割合をみると、詐欺等の知能犯で女性の被害割合が増加傾向にあるほか、暴行・傷害等の粗暴犯に関しても、24年中の女性の被害割合が約34％と、5年と比較して約2倍となっている。
警視庁：女性の犯罪被害対策
痴漢や盗難などの軽犯罪から、ストーカーや性的暴行などの凶悪犯罪まで、その種類は様々です。
ただし、すべてのバーが危険というわけではありません。
多くのバーでは、女性が安心して過ごせるように、セキュリティ対策やスタッフの教育を徹底しています。
危険な目に遭う可能性のあるバーの特徴とは？
危険な目に遭う可能性を高める可能性のあるバーの特徴としては、以下のような点が挙げられます。
- 客層：男性客が多い、騒がしい
- 雰囲気：薄暗い、閉鎖的
- 立地：人通りの少ない場所、繁華街から離れている
- 時間帯：深夜、早朝
これらの特徴に当てはまるバーは、特に注意が必要です。
もちろん、これらの特徴に当てはまるバーでも、安全な場所もあります。
しかし、初めて行くバーや、あまり詳しくないバーの場合は、事前に情報収集をするなどして、安全性を確認することをおすすめします。
バーで起こりうるトラブル事例
バーで起こりうるトラブルは、残念ながら様々です。
女性が一人でバーに行く際は、どのようなトラブルが起こりうるのかを事前に知っておくことが大切です。
痴漢・盗難
バーでは、お酒が入っていることもあり、痴漢や盗難が発生しやすい状況です。特に、混雑している時間帯や、薄暗い場所では注意が必要です。
貴重品はしっかりと管理し、不審な人物には近づかないようにしましょう。
また、もし痴漢被害に遭ってしまったら、大声で助けを求めるか、店員に相談してください。
ナンパ・ストーカー
バーでは、ナンパやストーカー被害に遭う可能性もあります。
しつこいナンパや、つきまとってくるような人物には、毅然とした態度で対応しましょう。
必要以上に個人情報を教えないようにすることも大切です。
もし、ストーカー行為を受けていると感じたら、警察に相談することをおすすめします。
ドリンクに薬物を入れられる
近年、バーでドリンクに薬物を入れられるという事件も発生しています。
自分のドリンクから目を離さないようにし、少しでも怪しいと感じたら、そのドリンクは飲まないようにしましょう。また、信頼できる友人と一緒に行動し、お互いに気を配り合うことも重要です。
ぼったくり
一部の悪質なバーでは、法外な料金を請求される「ぼったくり」の被害も報告されています。
初めて行くバーでは、事前に料金システムを確認しておきましょう。
また、明らかにおかしいと感じたら、支払いを拒否し、警察に連絡してください。
女性が一人でバーに行く際の安全対策10選
女性が一人でバーに行く際に、安全に楽しむためには、いくつかの対策をしておくことが重要です。
1.服装
露出の多い服装や、高価なアクセサリーは避け、動きやすい服装を選びましょう。
ヒールが高すぎる靴も、転倒したり、足元がおぼつかなくなったりする可能性があるので、避けた方が良いでしょう。
2.荷物
荷物は最小限にしましょう。
大きなバッグは邪魔になるだけでなく、盗難のリスクも高まります。
貴重品は、小さなバッグに入れて、しっかりと身につけておくことをおすすめします。
3.座る場所
カウンター席に座る場合は、バーテンダーの目の届く範囲に座りましょう。
テーブル席の場合は、入り口やトイレから離れた、見通しの良い場所を選ぶと良いでしょう。
4.ドリンク
自分のドリンクは、常に自分で管理しましょう。
トイレに行く際などは、置きっぱなしにせず、必ず持っていくようにしてください。
また、知らない人からご馳走されたドリンクは、飲まないようにしましょう。
5.スマートフォン
スマートフォンのバッテリー残量には注意し、緊急時に備えて充電しておくようにしましょう。
また、GPS機能をオンにしておくことで、万が一の際に役立つ可能性があります。
6.友人への連絡
バーに行く際は、友人や家族に、行き先や帰宅予定時刻を伝えておきましょう。
また、可能であれば、途中で連絡を取り合うようにすると、より安心です。
7.店員への相談
何か困ったことがあったら、遠慮なく店員に相談しましょう。
バーのスタッフは、お客様の安全を守るために、様々な対応をしてくれます。
8.防犯グッズ
防犯ブザーや、防犯スプレーなどを携帯しておくと、いざという時に役立つかもしれません。
ただし、使用する際には、周囲の状況をよく確認し、安全に配慮して使用してください。
9.帰宅方法
深夜の帰宅は、特に危険が伴います。
タクシーを利用する際は、必ず無線タクシーを選び、乗車前に車番を控えておきましょう。また、可能であれば、友人や家族に迎えに来てもらう方が安全です。
10.その他
バーに行く前に、そのお店の情報を事前に調べておくことも大切です。
お店の雰囲気や客層などを把握しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
これらの安全対策を心掛けることで、女性一人でも安心してバーを楽しむことができます。楽しい時間を過ごすためにも、安全対策はしっかりと行いましょう。
トラブルに巻き込まれた時の対処法
バーでトラブルに巻き込まれてしまった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか？
慌てずに、適切な行動をとることが重要です。
落ち着いて行動する
トラブルに巻き込まれた時は、まず落ち着いて状況を把握しましょう。
パニックになってしまうと、冷静な判断ができなくなり、かえって状況を悪化させてしまう可能性があります。
深呼吸をして、落ち着いて行動してください。
周囲に助けを求める
もし可能であれば、周囲の人に助けを求めましょう。
バーの店員や、近くに居合わせた人に、状況を説明し、協力を仰いでください。
一人で抱え込まず、助けを求めることで、解決の糸口が見つかるかもしれません。
証拠を残す
トラブルの内容によっては、証拠を残しておくことが重要になります。
例えば、痴漢被害に遭った場合は、目撃者を探したり、防犯カメラの映像を確認したりするなどして、証拠を集めましょう。
警察へ連絡する
犯罪に巻き込まれた場合は、すぐに警察へ連絡しましょう。
警察に相談することで、被害届の提出や、捜査への協力などを依頼することができます。
専門機関へ相談する
性犯罪やストーカー被害などの場合は、専門機関に相談することもできます。
専門機関では、カウンセリングや法的支援など、様々なサポートを受けることができます。
トラブルに巻き込まれてしまった時は、決して一人で抱え込まず、周囲の人や専門機関に相談することが大切です。
早めに対処することで、被害を最小限に抑え、心の傷を癒やすことができるでしょう。
女性一人でも安心して楽しめるバーの種類
女性が一人でバーを楽しむ場合、お店の雰囲気や客層なども気になるポイントでしょう。
安心してくつろげる、女性におすすめのバーの種類をご紹介します。
女性専用バー
近年、女性専用バーが増えてきています。
他の客層を気にすることなく、リラックスして過ごせるのが魅力です。
女性同士で語り合ったり、一人で読書を楽しんだり、思い思いの時間を過ごせます。
ホテルのバー
ホテルのバーは、落ち着いた雰囲気で、上質なサービスを受けられるのが特徴です。
一人でも安心して利用できるでしょう。また、ホテルによっては、女性専用の宿泊プランを提供している場合もあり、宿泊と合わせてバーを楽しむのもおすすめです。
レストランバー
食事も楽しめるレストランバーは、一人でも気軽に利用しやすいでしょう。
美味しい料理とお酒を楽しみながら、ゆったりと過ごせます。
カフェバー
カフェのような明るい雰囲気で、コーヒーやスイーツなども楽しめるカフェバーもおすすめです。
お酒が苦手な方でも、気軽に利用できます。
バーテンダーが女性
バーテンダーが女性のバーを選ぶのも良いでしょう。女性ならではの細やかな気配りや、話しやすい雰囲気で、安心して過ごせるはずです。
これらのバー以外にも、女性が一人で楽しめるバーはたくさんあります。
お店の雰囲気や客層、提供されるドリンクなど、自分の好みに合ったバーを見つけて、楽しい時間を過ごしてください。
女性一人でもバーを楽しむための追加情報
女性一人でも、バーを満喫するための情報をまとめました。
マナーや過ごし方、ドリンクの選び方、バーの探し方など、事前に知っておくと役立つ情報ばかりです。
バーでの基本的なマナー
バーでは、最低限のマナーを守って、楽しい時間を過ごしましょう。
大声で騒いだり、周りの人に迷惑をかける行為は控えましょう。また、バーテンダーに失礼な態度をとるのもNGです。
わからないことがあれば、丁寧に質問するようにしましょう。
女性一人でも楽しめるバーでの過ごし方
バーでは、お酒を楽しむだけでなく、様々な過ごし方ができます。
一人でゆっくりと読書をしたり、音楽を聴いたり、考え事をしたりするのも良いでしょう。
バーテンダーと会話を楽しむのもおすすめです。
バーでのおすすめのドリンク
バーでは、様々なお酒を楽しむことができます。カクテルやウイスキー、ワインなど、自分の好みに合わせて選んでみましょう。
お酒が苦手な方は、ノンアルコールカクテルやソフトドリンクを頼むこともできます。
バーの探し方
自分に合ったバーを見つけるためには、様々な方法があります。
インターネットで検索したり、雑誌やガイドブックを参考にしたりするのも良いでしょう。また、友人や知人に、おすすめのバーを聞いてみるのも良いかもしれません。
まとめ：危険性を理解した上で安全にバーを楽しもう
女性が一人でバーに行くことは、必ずしも危険というわけではありません。
しかし、統計データやトラブル事例からもわかるように、注意すべき点はいくつかあります。
危険な目に遭う可能性を減らすためには、事前の準備が大切です。
万が一、トラブルに巻き込まれてしまった場合は、落ち着いて行動し、周囲に助けを求めましょう。証拠を残し、警察や専門機関に相談することも必要です。
バーは、お酒や雰囲気を楽しむだけでなく、新しい出会いがあったり、自分と向き合う時間を持てたりする場所でもあります。
危険性を理解した上で、安全対策をしっかり行い、女性一人でもバーを満喫してください。
この記事が、女性が安心してバーを楽しむための一助になれば幸いです。